2012年12月07日

旧万世橋駅前看板建築見学(その2)

前回の記事掲載が10月1日でしたから、もうだいぶ経ってしまいましたが「遅くともせぬよりはマシ」ということで、神田須田町にあった看板建築内覧会の続きを。

2階の道路側…つまりかつて万世橋駅に面していた側には居間がありました。
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凝った意匠の硝子障子は、お手入れがちゃんとされていました。
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せめて建具だけでも、壊されずにどこかで再利用されていればよいのですが…。

入って左手には両側に脇棚を備えた床の間。年代物の家具調テレビがぽつんと置かれていました。
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脇棚との間の壁に狆潜りならぬ火燈窓が開けられているのはちょっと珍しいかも?
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床に向かって左手の床脇には地袋だけで天袋がありません。
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よく見ると網代天井になっていますね。なかなか凝った造りです。

隣の台所との間は襖が閉ててあって、欄間は綺麗な連子格子が嵌まっています。
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この天井板がまた綺麗な飴色なのです。
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濃い色の竿縁とのコントラストもいいですね。

床と向かい合わせの押し入れの内外には、今回の内覧会を企画された大学生の方々が色々な古い道具などを飾り付けておられました。
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窓の上には立派な神棚が。
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注連縄が立派。
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流石に古い商家だけのことはあります。

古い欄干の向こうに、如何にも現代的な建築物。
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曾ては広瀬中佐像が立っていた方角でしょうか。

窓から(カメラだけ)乗り出してみたところ。
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見上げれば緑青を吹いた銅鈑の差し向かいに建築中の高層建築。

押し入れに飾られた昔の玩具と保存用硝子壜。可愛らしいですねぇ。
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状態もなかなかよかったです。これからもずっと大事にしていただきたいものです。

階段の裏側の空間を巧く使っていますね。
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裏張りもいい木材が使われていました。

何故かあんまり違和感のない、火鉢と金盥との取り合わせ。
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なかなか居心地のよさそうな部屋でした。
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しかし見学者は大勢の上、途中でケーブルTVの撮影が入ったりして、写真を撮るのがなかなか一苦労でした(笑)。

年期の入った長椅子と畳。
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部屋の他の部分に較べると、随分傷んでいました。

さて、次回は3階をご案内いたします。
posted by くろねこ at 19:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記
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